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2020年8月22日  鳩対策

工場における鳥・鳩の対策箇所と方法を紹介!

工場は広い敷地と建物があり、鳥・鳩が住みつきやすい環境です。工場の設備を守り正常に稼働させるためには、鳥・鳩による被害を対策しなければなりません。工場を稼働させている会社では、鳥・鳩による被害を防ぐために独自の取り組みを行っているところも多いでしょう。

しかし、工場は一般的な家屋と違って鳥が出入りしやすい隙間や、日常的に見回りできない場所がたくさんあります。鳥・鳩の被害から工場をしっかり守るためには、工場ならではの対策を取ることが重要です。今回は工場における鳥・鳩の対策すべき箇所と、有効な対策方法を紹介します。

[目次]
  • 1. 工場における鳥・鳩の主な被害内容
  • 1-1. 工場の景観的被害
  • 1-2. 工場内の衛生的被害
  • 1-3. 工場の機械的被害

  • 2. 工場の鳥・鳩対策が必要な箇所
  • 2-1. 屋上、屋根
  • 2-2. 出入口、庇
  • 2-3. 通路、中庭
  • 2-4. 換気ダクト

  • 3. 工場の鳥・鳩対策を実行しよう

  • まとめ

工場鳩対策1

1. 工場における鳥・鳩の主な被害内容

工場に鳥・鳩が居ついてしまうとさまざまな被害が発生します。羽ばたきの音や地面・壁面にこびりつく白い糞だけでなく、商品出荷時に汚れが付着しないかと頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。鳥・鳩対策がなぜ必要かを明らかにするため、工場における鳥・鳩の主な被害内容を紹介します。


1-1. 工場の景観的被害

鳩に代表される鳥は基本的に群れで動くため、工場に居つくと大きな景観的被害が問題となります。工場の建物や敷地内に羽毛・糞が散乱すると、外から見たときの見栄えがよくありません。
工場を訪れる顧客や新規採用者を幻滅させて失うだけでなく、大量の鳥・鳩が居ついている工場は地域住民から問題視される可能性があります。

また、鳥・鳩の騒音被害も大きな問題です。ほとんどの鳥は生活サイクルが決まっていて、起きる時間やエサ探しに飛び立つ時間にはさえずりや羽ばたく音が一斉に聞こえます。工場で働く労働者の集中力を低下させ、地域住民にも迷惑を及ぼすため、鳥・鳩による景観的被害は敏感に対策しなければなりません。


1-2. 工場内の衛生的被害

鳥・鳩による工場への影響で無視できない問題が、工場内の衛生的被害です。鳥・鳩の羽毛や糞には感染症の原因となるさまざまな病原菌が存在していて、放置しておくと人体や動物に悪影響を及ぼします。鳥・鳩の羽毛や糞に存在する病原菌で起こり得る病気は以下が一例です。

  • 鳥インフルエンザ
  • クリプトコッカス症
  • オウム病
  • サルモネラ食中毒

鳥の糞は乾燥すると風に乗って飛散し、工場内の衛生を保つべきエリアにまで入ってくることがあります。とくに食品類を製造している工場の場合は、糞を通して食中毒の菌が運ばれる可能性もあるため注意してください。工場で製造している商品が汚れたり、食中毒が発生したりしないよう対策が必要です。

1-3. 工場の機械的被害

工場に鳥・鳩が居ついていると、工場の機械的損害が起こり得ます。まず考えられるケースが、羽毛や糞が製造ラインの機械に入り込んでしまうことです。製造ラインの機械は異物が入り込むと異常動作を起こしたり、センサーが働いて自動停止したりします。問題箇所を調べて異物を取り除かなければ製造が再開できず、工場の生産性を落としてしまう原因となってしまいます。

また、鳥の糞には尿酸が豊富に含まれていると言われており、金属を腐食させる働きがあります。製造ラインにある機械の劣化を早めるだけでなく、工場内の屋根や鉄骨部分なども腐食してしまうため厄介な問題です。
工場の設備を良好な状態に保つためにも、鳥・鳩による工場の機械的被害に対策しなければなりません。設備の故障では、数億円規模の損害を被る可能性も0ではないことを理解しておきましょう。

工場鳩対策2

2. 工場の鳥・鳩対策が必要な箇所

工場は敷地が広く、建物の構造も入り組んでいるため、全体に完全な鳥・鳩対策を行おうとするとコストがかかってしまいます。鳥・鳩が入り込みやすく、好んで居つく場所はある程度決まっているため、対策箇所を絞っておきましょう。工場の鳥・鳩対策が必要な箇所を4つ紹介します。

2-1. 屋上、屋根

工場の屋上や屋根部分に鳥・鳩が止まっている光景を見たことはないでしょうか。鳥は縄張り内でエサ探しする前に、高い場所から見下ろして危険がないか確認する習性があります。以下の箇所や設備は鳥・鳩が好んで居つく場所であるため対策が必要です。

  • 屋根の縁や屋上パラペット部
  • エアコン室外機
  • 太陽光発電装置
  • 貯水タンクや配管スペース

鳩が入り込みやすい室外機まわりなどには忌避剤を設置しましょう。

2-2. 出入口、庇

工場は原料や商品の搬入出が多く、扉やシャッターを閉めっぱなしにすることはなかなかできません。そのため、鳥・鳩がどうしても工場内まで入ってきてしまいます。以下の箇所は鳥・鳩が居つきやすい場所です。

  • 出入口に設置している照明カバー部分
  • シャッター収納部まわり
  • 庇屋根部分
  • 軒下などのH鋼部分

軒下を支えているH鋼部分はとくに鳥・鳩がねぐらとしやすい場所であり、対策が欠かせません。対策箇所を防鳥ネットで全面覆うこともできるものの、景観が悪くなるため、ここでも鳥・鳩が嫌がる臭いなどを発する忌避剤の設置が有効です。

2-3. 通路、中庭

工場内の通路は壁で仕切られていないことが多く、開放的な構造であるため鳥・鳩が入り込みやすい場所です。中庭も同様に鳥・鳩が居つきやすく、ねぐらや巣を作っていることがあります。通路と中庭では主に以下の箇所で対策が必要です。

  • 通路の屋根部分
  • 工場内部のH鋼部分
  • 建物の隙間
  • 物置まわり

通路と中庭の鳥・鳩対策としては防鳥ネットや忌避剤が有効です。鳥・鳩がよく出入りする箇所には防鳥ネットを張り、ねぐらや巣を作られたくない箇所には忌避剤を設置しましょう。

2-4. 換気ダクト

工場の外壁部から突き出ている換気ダクトは鳥・鳩にとって居心地がよい場所です。換気ダクトのフード内は外敵や風雨から隠れやすく、内部に巣を作ってしまうケースもあります。さらに換気ダクトから工場内部まで侵入する可能性もあるため、対策が必須です。

換気ダクトの鳥・鳩対策はフード外部に剣山を設置したり、フード内部に忌避剤を設置したりが基本となります。換気ダクトを確実に対策することで、鳥・鳩の侵入経路を塞ぐことが可能です。

3. 工場の鳥・鳩対策を実行しよう

工場における鳥・鳩対策の重要性が分かると、さっそく対策を実行しようと考える方も多いのではないでしょうか。鳥・鳩対策を行う場合に知っておくべき注意点を紹介します。

・鳩の危険性を理解する
鳥の中でも鳩は群れで行動し、高い攻撃性と縄張り意識を持っています。たかが鳥と思って不用意に近づくと怪我をしかねないため、十分な準備が必要です。

・鳥獣保護法を守って対策する
鳥・鳩は鳥獣保護法によって保護されていて、無許可での駆除はできません。違反すると高額な罰金が課されることもあるため、対策実行の前に鳥獣保護法を確認しましょう。

・被害レベルに応じた対策方法を取る
鳥・鳩対策は被害レベルに応じた方法を選択しなければ高い効果を得られません。とくに巣が作られている場合は鳥・鳩を追い払うだけでなく、巣の撤去も必要です。

鳥・鳩対策では巣を撤去するために役場へ許可申請したり、高所の作業が発生したりと危険がつきまといます。鳩からの攻撃や、糞・羽毛を掃除する際に衛生面の不安も大きいため、自分たちで行うことは危険です。工場における鳥・鳩対策は、鳥・鳩の習性を熟知していて、被害レベルに応じた対策方法を取れるプロの業者に依頼しましょう。

まとめ

工場は鳥・鳩に狙われやすい場所です。鳥・鳩が居つくと、工場の見栄えが悪くなる景観的被害や病気・食中毒を発生させる衛生的被害、生産体制に打撃を与える機械的被害と大きな問題が発生します。

工場の鳥・鳩対策が必要な箇所は屋上や出入口、通路など、大きく開けていることが特徴です。鳥・鳩を近寄らせない忌避剤設置を基本に、ネットなども組み合わせて対策しましょう。

鳥・鳩対策を実行する際には鳥・鳩の危険性や鳥獣保護法について理解し、早期対応することが重要です。被害が大きくなる前に鳥・鳩対策の専門業者であるプロテクト株式会社に依頼しましょう。

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